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ザ・ノンフィクション 三國清三 転んでも転んでも [TV]

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今週の「ザ・ノンフィクション」に、シェフの三國清三さんが出演されます。

日本を代表するようなシェフです。

番組内容もさることながら、三國シェフの生い立ちなどもご紹介したい

と思います。


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【料理人になるきっかけ】
家が貧乏だったので、僕は高校に進学することができませんでした。

それで、札幌の米屋さんに住み込みで働き、夜は調理師学校に通う

ことにしました。学校なら何でもよかった。

高校に行った奴らには負けたくないという思いで毎日通いました。


ある日、米屋のお姉さんが、僕にハンバーグを作ってくれました。

黒いソースが掛かっているのを見て、「これは毒だ!」と即座に思い

ました。

おふくろから、黒いキノコは毒だから食べてはいかんと教えられて育

ちましたから、黒い食べ物はすべて毒だと思っていたんです。


しかし、出されたら食べないわけにはいかない。恐る恐る箸を入れたら、

中からジュワーっと肉汁が出てきて、ソースをなめると甘酸っぱい味がし

ました。

それまで食べたことのなかった味です。感動しました。ハンバーグを作る

料理人になろうとその瞬間に決心しました。16歳の時のことです。

と語られています。


【料理人の道】
米屋のお姉さんに聞けば、ハンバーグといえば札幌グランドホテル、と

いうことらしい。

当時、「北の迎賓館」と呼ばれていた立派なホテルです。折よく、通って

いた調理師学校のテーブルマナーの講習をそのホテルでやるという。

「これだ!」と思って、講習に参加しました。キッチンを見学させてもらうと、

大変偉い感じのおじさんがいて、周りの人がびくびくしながら接している。


それが、青木保憲さんという札幌グランドホテルの料理課長でした。僕は、

青木さんに「何でもしますからここで僕を使ってください」と必死に頼み込み

ました。


青木さんは「じゃあ、従業員食堂で飯炊きの仕事をやれ」と言ってくださった

のです。


そこから必死で料理を勉強しました。厨房に泊まり込んで、朝まで練習する

んです。


オムレツ、ステーキ、魚料理。2年間でありとあらゆる料理を覚えたそうです。



【そして上京】
先輩から、「東京の帝国ホテルには料理の神様と呼ばれている村上信夫とい

う人がいる」と聞いて、どうしてもその人に会いたくなりました。


札幌グランドホテルの総料理長がたまたま村上さんと知り合いで、話をつけて

くれました。


それで18歳で初めて津軽海峡を越えたわけです。オイルショックの頃です。村

上さんにお会いすると、「不景気だから社員としては雇えないけれど、洗い場で

の仕事はある」と言われました。洗い場で働きながら、料理人になるチャンスを

待とうと思いました。



でも、チャンスは来なかった。僕は20歳になっていました。これ以上続けること

はできない。辞めよう。その前に、帝国ホテルの全部のレストランで食器を洗う

ことにしよう。そう考えました。


帝国ホテルには18のレストランがありました。自分がここで働いた証明として、

そのすべてのレストランの鍋をピカピカにしてやろうと思ったわけです。


村上さんから呼ばれたのは、そんな時でした。「そろそろ北海道に帰れ」と言わ

れると思っていたら、「帝国ホテルで一番腕のいい料理人をスイスの日本大使

館に派遣してくれと言われている。君を推薦しておいたから、ジュネーブに行く

準備をしなさい」。そう村上さんは言いました。


帝国ホテルで働く600人の料理人の中から、正式の料理人でもない僕を「セン

スがいい」という理由で選んだというんです。見ていてくれたんですね。でも、ス

イスとかジュネーブとか言われても、何のことやら分かりません。


ただ、増毛に帰るよりはましだと思った。だから、海外に行くことにしました。


と、当時のエピソードを語られています。




これには、もうちょっと詳細な話があります。

【24番目の男・・・】

中途採用打ち切り!失意と挫折の中で見たもの。

僕、三國清三は、必死で働いた。来る日も来る日も鍋洗い。


当時はオイルショック。不況の中、帝国ホテルの正社員希望者は

多く、僕の順番は24番目。


23人のひとが採用されてから、やっと順番が来る。


村上総料理長が『きょうの料理』という番組の収録をするすぐ横の洗

い場で、僕はひたすら鍋を洗った。



味を覚えたかった。なんとか先輩の味を盗みたかった。

だから、鍋を洗う前に、残ったタレやスープをなめた。

盗まれるのを嫌がりそうな先輩には、いちばん忙しいときにキレイな

鍋をサッと渡して瞬時になめた。


ひとは教わったことは忘れる。でも、自分でつかみとったものは忘れない。

二年、鍋洗いに徹した。この先を信じて。

でも、この先はやってこなかった。



中途採用がちょうど23番目で打ち切りになったのだ。

僕は24番。この皮肉な現実に愕然とした。

「ああ、もう増毛に帰ろう」そう思った。

ただ最後に、思い残すことがないよう、帝国ホテル18のレストラン全ての鍋

をピカピカにしたい、そう考えて実行した。


そんなとき、村上総料理長に呼ばれた。

「ああ、ついに来たな。クビかあ・・・」

そう思って、部屋に入ると、いきなりこう言われた。

「社長からねえ、600人の従業員の中で、いちばん腕がよくて、いちばん根性

のあるひとを、スイス、ジュネーブの日本大使館の料理長に推薦してください

って頼まれた。すぐに準備しなさい」



え?それは相談でも提案でもなく命令だった。


ジュネーブ大使と日本で面接する大事な日、僕は1時間半も遅刻してしまった。

そのときの村上さんの怒りはすごかった。

「貴様!!!」あとにもさきにも、こんなに怒った村上さんは見たことがない。

そして、こんなに怒ってくれたのは、僕だけだと思う。

「十年後、やがてキミたちの時代が来る。紙を一枚一枚重ねるような努力をし

ていけば、必ず生きていける」村上さんはそう言って送り出してくれた。


のちに聞いた。ジュネーブの大使の奥さんは、僕の赴任を断ったそうだ。

まだ20歳(はたち)の若造。

大遅刻もしてしまった。無理もない。

でも、村上さんは、こう言ってくださったという。

「三國のことではなく、この村上を信じてください。彼は間違いありません。

どうかお願いします」

村上総料理長は、そう言ってくれたそうです。


村上料理長のとても暖かな人柄と、卓越した人を見る目があったんだと

思うのですが、やはりそれは三國シェフの真面目な働きぶり、吸収しよう

という実直な働きぶりが、目にとまったのではないかと感じます。


小手先の技術よりも、真摯に働く姿が未来への可能性を感じさせたので

はないのでしょうか?

非常に学ぶところが多いですね。

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楽天優勝おめでとう!!

★今がチャンスですよ★






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さて肝心な番組の内容はこちらから

《以下番組HPより》
次回、9月29日(日)放送の「ザ・ノンフィクション」は

転んでも、転んでも~ 三國清三の上海進出1000日  
   
日本を代表するフレンチシェフ・三國清三58歳。中国で反日感情が高ま

る中、あえて「上海出店」を決意した。


しかし…待っていたのは悪戦苦闘の日々だった。

ミクニの3年間に密着取材した。




▼世界的料理人のチャレンジ
2010年5月、ミクニが上海出店の契約を結んだ事業パートナーは何征

(か・せい)氏41歳、野心に溢れた若き中国人実業家だ。

上海でNo.1のフランス料理店を開きたい!とミクニにラブコールを送

ってきた。

しかし上海ではこれまで、日本人のフランス料理店が成功した例がな

かった。そこには様々な理由が…



▼遅延する計画
中国側から進展の連絡はなかなか来ず、予定は大幅に遅れていく。そ

して迎えた2011年3月11日。東日本大震災が発生したその時、ミクニ

は東京・四ツ谷のレストラン本店にいた。地震発生の瞬間からミクニが

とった行動をカメラは記録していた。


▼原発事故の影響と計画変更
震災後、原発事故の影響で日本の飲食店が世界中から避けられ始め

る。ミクニの上海計画も例外ではなく、さきゆきが全く見えなくなった。


11年5月、突然ミクニは何氏から呼ばれ上海に。そして伝えられたのは…


▼上海計画の結末
11年5月の訪問の後も、ミクニはさらに2度に渡り上海を訪れたが、その

努力もむなしく計画は進展をみせず1年が経過する。

そして翌年5月、ついに何氏から「ある通告」が。つかめない何氏の思惑…

それがすべて分かったのは1ヵ月後のことだった!


ミクニは大勝負に敗れたのか?ところが…三國清三は「したたかさ」では

一歩上を行っていた。


そして、上海の街で微笑むミクニの姿が!その驚きの結末とは?



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その洗練し卓越された料理をもって世界への壁へ立ち向かう姿が

どうやら見れそうですね。


世界にチャレンジする姿勢、諦めないで行動すること。


どうも結末が気になるところです。




プロ中のプロが教えてくれる家庭料理です。

家庭料理の裏技50: ミクニが教えるレシピ集
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健康に気を使う方におすすめのレシピ
糖質オフのフレンチごはん

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